北斗会学会各レジメページ

1.満足度調査から
2.業務上での体験と
3.CNSの活動
4.働く人のメタボ
5.当院でのピアヘルパー
6.地域包括支援センター
7.認知症になって
8.包括的暴力防止
9.韓国研修報告
10.基調講演
11.シンポジウム













8.包括的暴力防止プログラム(CVPPP)について
B3病棟  平井孝昌

包括的暴力防止プログラム(Comprehensive Violence Prevention and Protection Programme:CVPPP)とは、包括的に、暴力を、予防、そして防止するためのプログラムである。

精神症状による暴力・衝動行為は年齢・性別を問わず起こり、急性期・慢性期・回復期のどの段階でも起こりえるものである。

現在当院でも、暴力事案が多く報告されている。その暴力事案に対して、看護師をはじめとして各職種が介入することになるが、介入に際して今まではやみくもに、大人数で抑えることしかできず、そのために患者・スタッフ双方が怪我をしたり、心理的ストレスを受けるなどの問題が起こってきている。今まではそれらの問題に対しての事後対応においても確立した方法はないのが現状であった。

CVPPPは「包括的」と冠しているとおり、ただ単に身体的な暴力行為を物理的な力で抑止するのではなく、暴力が起こる前の「リスクアセスメント」から興奮を鎮めるための「ディエスカレーション」、身体介入の「チームテクニクス」、そして事後対応に関する「ディブリーフィング」という系統的で包括的なプログラムである。

このCVPPPについての基本的な考え方・捉え方について、デモンストレーションを交えながら紹介する。