サクラソウの思い出
    春から夏にかけて
    マイペース
    コガネムシ
    進化するじぃじ
    感謝の学び(1)
    感謝の学び(2)
    感謝の学び(3)
    幸せ
春から夏にかけて 岩 佐  徹
星空に両手をあげて、幸せを呼び込もう。
日本列島は、北半球中緯度に位置する。その季節の移り変わりは、地上もさることながら、天空も変わりない。春において北半球中緯度から臨む北の夜空には、北斗七星またの名を大熊座が堂々と位置している。ひしゃくの形をした七つの大星は、古来、各国で様々な神話を生んで来た。大熊座の構成星、メラクからズーベに至る方向に、距離を6倍して北極星(ポラリス)を見出すことが出来る。従って、それらの二つの星をポインターと言う。ひしゃくの柄の端の星、ベネットナッシュから南へ弧を描けば、途中、牛飼座のアークトゥルスを経て、乙女座のスピカに到達する。黄道十二星の一つ、星占いの中の乙女座が9月ごろ真南に来るのだろうかと、想像の域を出ない。ちなみに小生は、乙女座である。  天空は、季節とともに東から西へと移動する。春の次、夏の季節を賑わす星は、ベガとアルタイルとデネブという星で構成する夏の大三角だ。七夕では、ベガが琴座の織女であり、天の川を隔て、アルタイルが鷲座の牽牛というところ。その二つの星の年に一度の逢瀬を一方の端で、白鳥座のデネブが見守る。
かつて、小生は、航海士をしていた。まだ人工衛星、コンピューター航法のなかったころ、コロンブスの大航海時代に毛の生えた程度の航海術で六分儀を片手に夕暮れと明け方に(星と水平線が同時に見える時間帯)船の位置を知ろうと、デッキ上を駆け回りながら星々を捜し回ったものだ。
パソコンの画面ばかり見ている今日、もっとも、この文章もパソコンに入力されているわけだが・・・・・・。それらの矛盾はさて置いて、ときには、自然に親しむ機会に夜空を仰ぎ見るのもよかろう。しかし、今日の都会では、見える星の数は、少ない。澄み切った空よ、返って来い。天空の織女と牽牛との逢引を地上の男女のデートの話題になる日よ、戻って来い。夜空の展開は、長い。デートの男女の一夜の時間的感覚は、短い。一瞬一瞬の繋がりが夜空にはある。長い長い歴史がある。そして今も仰ぐ。僅かな星しか見えない大阪で。
以上