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●「100%安全」と言って!!
「感謝」の学び(1/3)
眞鍋 信一
 40年ちょっとの人生で、初めて入院生活を経験した。
 これまで自分が、「病気になる」・「入院する」なんていうことを考えてみたこともなかった。絶対にあり得ない現実離れした話しではないはずなのに・・・。これを「健康神話」というのか?根拠のない思い込みは、脆くも崩壊してしまったのである。

 「持続性心房細動」が入院になった原因である。いつからそうだったのか?と今までに幾度となく聞かれたが、「わからない」としか答えられない。
 私が、「あれ?」と感じ始めたのが、5〜6年前からだと思う。運動もしていないのにドキドキするし、なんとなく息苦しい、「え?脈が飛んでるやん」と感じたのが初めだと思う。
 この数年は、調子の悪い時期や特に自覚症状を感じない時期を繰り返しながらも、何とか、生活してきた。
 しかし今年の春の健診の際に、以前から指摘され続けていたにも拘らず、他人事のように考えている私に対して、1本の電話が入った。
「薬飲んでるの?あかんよ、軽く考えたら。きちんと受診してね!!」と。
今から思えばこれがまさに「神の声」であったと感謝している。

 それからは受診・検査など慌ただしく時間が流れた。私の年齢や検査の結果から、「カテーテルアブレーション(心筋焼灼術)」を勧められた。
外来で説明を聞いたが、いまいちイメージが湧かない。近頃は便利である、インターネットで調べると整理しきれないくらいの情報があっという間に手に入った。

 一番不安は、命を落とすような事はないか?であった。
その点は、主治医の先生も察してか、
「そんなに怖がる必要はないですよ」と優しく説明してくださった。
おかげで少し安心したが、最後に
「まあ、100%大丈夫とは言えないんですが」の一言が付け加えられた。冷静に考えると
「そらー、100%安全とは言われへんわな」と思うが、
「100%大丈夫だと言って!」が患者の本音なのかもしれない。

 さまざまな不安が頭の中をグルグル回りながらも家族をはじめ多くの人たちからの励ましを受け、入院の前日を迎えた。
 不思議と今までの不安や恐れはなくなっていた。腹をくくるとよく言うが、こんな感じなのかと考えながら久しぶりに家族全員で夕食を囲む事ができた。見慣れたはずの顔が妙に新鮮で愛おしく感じた。不安を感じさせまいとしてか、勤めて平静を保もとうとしていることが肌を通して感じられた。この優しさに感謝、感謝。本当に素直な気持ちでこう感じた。

●次回更新(11月1日予定)に続く