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| ●テレビドラマのように?? 「感謝」の学び(2/3) |
眞鍋 信一 | |||||||||
| 入院当日は、妻が同伴してくれる予定であったが、一番下の娘が体調を崩し一人で病院に向かった。 入院手続きが済み病室に案内された。4人部屋であった。同室の方たちは、高齢の方ばかりであった。入院したら、同室の方に挨拶をし、自分の病気のことや治療の事などをそれぞれが話し、和気あいあいと・・・。と想像していたが、皆がカーテンを閉め切り、声は知っているけど、顔は知らないといった雰囲気であった。まあ、それはそれで気楽かも・・・。その日は、簡単な検査と手術の説明や毛剃り等のみであった。とても親切で丁寧や看護師さんが優しく声をかけてくれる。やさしさは、理屈抜きにやはり嬉しい。「本当にありがとう。」 いよいよ手術当日だ。点滴が開始された。予定されていた時間よりかなり早い時間からのスタートだった。 そのうちに妻が来てくれた。やはりほっとする。病衣に着替える。手術室入室30分前になった、膀胱留置カテーテルが・・・。「痛ったー。気色悪るー」でもしょうがない。 テレビのように、 妻:「がんばってね」 私:「ああ」 なんてセレモニーはなく、手術室に入った。ベッドに横たわって見る手術室の風景は、異様に威圧感がある。 「こわー」。 名前と生年月日を言わされた。「間違いないですね」の言葉がまさにスタートの合図のように、それぞれのパートを担当する人たちが粛々と作業に入る。鼠経部からカテーテルを入れる先生、透視するためのレントゲンをセットしている技師さん、右の肘関節からカテーテルを入れる先生、見事な連携で処置が淡々と進む。 「痛て!麻酔か?」。局所麻酔のため、周りの様子や今自分になにが起こっているのかがはっきりとわかる。 左の鼠経部に穿刺された。穿刺した針の内筒が抜かれたのか、そこから噴き出している血液が大腿部に当たって流れ落ちている感触(実際にそうであったかは見えないのでわからないが)を感じながら。 「・・・・(わー)」。 右の大腿部にも同じ感触が・・・(えー)。 ふっと気づくと、次は右の手が・・・。上手く入ったらしい。この部分だけは、目視できる。(見たいけど見たくない・・・)カテーテルを送り込んでいる。「あれ?痛て、ちょっと痛い」、ちょうど右の鎖骨辺りを体の中からかなり硬い物で突っ突かれる、 「やっぱり痛いですか?」 「とっても・・・」、 右腕を固定していたバンドが外され右腕を少し上にやったり下にやったり、角度調整かな?おそらく無事難関を通過したのだろう右腕がまた固定された。 術前の説明では、カテーテルが5本心臓に入るらしい。無事入ったのか?少し頭がボーッとする。なんとなく眠い。フッと気づくと先生が「30秒お願いします。40秒お願いします」と言っている。何の事だか分からなかったが、焼灼が始まったのだろうと勝手に判断した。 「1分お願いします」インターネット情報ではあまり痛みはなく熱く感じる程度のはずが、えらく痛い。 思わず顔をしかめたのだろう、 すかさず「痛いですか?」 「痛み止め入れますね」 このやり取りを記憶している限りでは3回行った。 最後は、「ちょっと眠ってもらいますね」 「は?はい」。 眠っていたのだろう、「眞鍋さん!眞鍋さん!終わりましたよ」と声をかけられ目がぼんやりと覚めた。「終わったのか?あー良かった。とにかく眠い。目が開かない」 病室に帰った。眠気は強いが腹が減った。延食のおにぎりを頬張る。妻が買ってきてくれていたパンを食べた。 軽い興奮状態なのか自分でもよく喋るなと思いながら妻と会話する。とにかくホッとした。 ●次回更新(11月15日予定)に続く |
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