キャンパスライフ・365
この2年間を振り返って
 振り返ってみると、この2年間には、たくさんの事がありました。

 2年前、私達は同じ志を持つ者として1つのクラスになりました。親元を離れて一人暮らしを始める者、久しぶりの学生生活に戸惑いを感じる者、家事と勉学の両立をしなければならない者など、これまで歩んで来た道も年齢も違う私達は、これから始まる学生生活に期待と不安を抱いていました。

 入学して間もなく、先輩方が開いて下さった歓迎会では、先輩方の温かさと優しさにふれ、次第に緊張もほぐれ、私達も先輩方のように頑薮ろうと思いました。しかし、思うようにクラスはまとまらず、活発な意見交換も出来ず、随分と先生方を悩ませました。

 その頃に、ロータスクラブ主催の運動会があり、患者様と一緒に参加させて頂きました。患者様の無心に競技に取り組む姿や素敵な笑顔を見せて傾き、一緒に楽しむことの素晴らしさとクラスで団結する事の大切さを知りました。

 一年生の時の学校祭では、実習を終えたばかりの先輩方と一緒に妙見山へ登りました。山道はとても厳しく、まるで、これから私達が通るべき道のように思えました。しかし、実習を乗り越えてきた 先輩方を見て、自信に満ち溢れた表情から偉大さを感じるとともに、一年後には私達もきっと同じように成長しようと決意を新たにしたものです。

 臨床実習に入ると、想像以上に苦しみ悩み、多くの涙を流しました。知識・技術・態度とどれをとっても、まだまだ未熟な自分を思い知り、自信を無くし、投げ出しそうになりました。しかし、それ以上に学んだ事、得た事はとても大きなものでした。患者様の笑顔を楽しみに、実習病院へ向かう事もあれば、思うように記録が進まず病院へ向かう足取りが重い時もありました。また、実習が進む中でグループメンバーとも様々な事が ありました。長くて幸い実習では、自分の気持ちに余裕が無くなり、グループメンバーの意見を素直に受け入れることが出来ず、何気ない一言でお互いを傷つけ合うこともありました。しかし、そのような中でも、私達は次第にお互いの長所や短所を認め合い、グループの絆を深めることが出来ました。

 このような私達が、実習を乗り越えることが出来たのは、これまでに出会った患者様・指導者の方々、そして家族の支えがあったからだと思います。また、決して私達を見放すことも、諦めることもなく、一緒に悩み、時には厳しく、時には涙を流して下さった先生方のお陰だと思っています。

 私達はこの2年間で、専門的な知識や技術だけではなく、人としての優しさと思いやりの大切さを学ぶことが出来ました。そして、看護に対する情熱が大きく胸を脹らませていることに気づくことができ、感謝の気持ちで一杯です。

 まとまりの無かった私達のクラスも、実習を終え、ようやく少しずつまとまりかけてきた頃に卒業を迎えることになりました。残念でなりませんが、共に学び支え合った同級生との絆は、これからの人生の中で大きな存在になるものと信じています。

 私達は、これからも日々学ぶ姿勢を忘れず、より良い看護師として地域社会や施設の中で成長していくことを心新たに誓います。