インタビュー 山本 医師(精神保健指定医・認知症疾患医療センター担当医)

今携わっている仕事

週1回の精神科外来をしております。月3回程度の認知症外来を担当していまして、認知症もしくは認知症が疑われる方を対象に鑑別診断や治療方針の選定を行っております。

包括支援センターや市役所などの他機関と連携をとりながら地域のために貢献できるよう励んでおります。週1回は協力病院である総合病院にて身体合併症を抱えた患者さんを中心に診療を行っております。必要があればさわ病院と連携して患者さんが適切な医療が受けられるようにしております。

また、医局内の外来業務の調整なども行っています。他の日は病棟業務に従事して入院患者さんの診察を行っています。

これまでの仕事の中で感じた喜び・やりがいは何ですか

急性期の非常に調子の悪い状態の患者さんが治療によって調子を取り戻していくところを多く経験できますので、それはひとつの大きな喜びです。

また、慢性期の患者さんでも他職種とのカンファレンスを定期的に行い治療方針を決定していくと、これまで変化が見られなかった患者さんに少しずつ変化が見られてきます。それが退院につながり、自立した生活を行っているのを見ますと非常にうれしい気持ちになります。

精神疾患というのは治りにくいというイメージがあるかもしれませんが、実際は治療可能な疾患であり、精神疾患を発症した方が社会復帰していくまで診察できるのは非常にやりがいになります。

これからチャレンジしていきたいこと

非常に多くの経験ができる病院ですので、学会発表などを通して、この経験を少しでも多くの人に伝えていけたらと思います。

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