社会医療法人北斗会におけるISO統合システムの理念・基本方針

法人の理念

「満足度と質が高いと同時に環境に配慮した継続的なサービス」

社会医療法人北斗会は、精神医療・福祉へのさまざまな対応と、高齢者医療・福祉、とりわけ認知症対策に取り組んでいる。いずれの事業も、個々人がそのライフサイクルを病や障害を持ちながらも全うすることを援助している。しかも最も住み慣れた環境でその個人の死の受入れ方に従った死を迎えるまで、自己決定に基づき、精神的、身体的、社会的に、できるだけ満足に過ごせ、一生を終えることが保証されるよう「満足度と質の高いサービス」を提供することを当法人の使命であると考える。

一方、環境が身体、精神に大きく影響し、時には生活や人生を不満足なものにし、また時には病を引き起こし、死まで招くことはよく知られている。そして「満足度と質の高いサービス」を提供しようとすればするほど環境への負荷を与える可能性があることも銘記すべきである。それゆえに社会医療法人北斗会は、現在および未来の、すべての人々の身体的および精神的な恒常性、そしてそれに影響する環境的な恒常性が保証されるための努力をする。

包括的健康をめざし、法人が目先の利益にとらわれず次世代を含めた地球環境規模での利益に貢献することは、究極的には法人の使命を果たそうとすることに合致するものであると考えるので、「満足度と質が高いと同時に環境に配慮した継続的なサービス」を法人の理念とする。

法人の基本方針

「迅速性、責任性、継続性および均質性、安全性があると同時に環境負荷の少ないサービスの持続的提供」

社会の中で組織、なかんずくサービスを提供する組織はいかにあるべきかを考える時、その視点の中心は顧客にある。顧客の満足度を高めるように考えると、そのサービスに求められるのは、『迅速性、責任性、継続性』であり、さらに『いつでも均質で安全なサービス』を提供することであろう。
しかし、この組織が顧客から求められているサービスをよりよく提供する時、この地球という限られた空間で環境に影響を与えることなく行われなくてはならない。

この2方向からの要請は、サービス提供組織の1つである医療・福祉サービスといえども例外ではなく、社会医療法人北斗会はこのような立場に立って運営するのであり、それゆえ社会医療法人北斗会はISO9001および14001の統合システムを構築・活用し進めてきたものであると考えるので、「迅速性、責任性、継続性および均質性、安全性があると同時に環境負荷の少ないサービスの持続的提供」を法人の基本方針とする。

社会医療法人北斗会が保健・医療・福祉サービスに求められているとする“業務指針”は、過去に法人が宣言してきたものに基づいている。すなわち、包括的には「まごころの医療サービス」(1983年9月制定)であり、その内容は「医療のキーワード“8”MtoT」(1989年9月制定)を視点に置き、その中心とする「PatientFirst」は「社会医療法人北斗会医療憲章:こころ病むひとをみる人のための10ケ条」(1991年5月25日制定)に明記している。

  1. 法人では、この理念・基本方針に基づき、品質、環境両側面においてシステムの継続的な維持・改善及び活力ある組織作りの強化を図り、法規制順守はもとより、顧客及び社会のニーズに応えることの重要性とともに、法人業務の地球環境へ負荷を与える行為を出来るだけ減らし、汚染の予防及び環境保護を推進する。そして管理することの必要性を組織で働くまたは組織に関わって働くすべての人に周知を図る。
  2. 社会医療法人北斗会を取り巻く受療者、地域住民、関連企業にも呼びかけ、法人の理念と基本方針への認識を深め同様の行動を起こしてもらうことを期待し、一般に公開等必要な情報を開示する。
  3. 「目的・目標」を定め、定期的に見直し、各部門に展開する。
  4. 毎年、統合マネジメントシステムの適切性や効果を評価するために行なうマネジメントレビューにて、「目的・目標」の達成度を評価する。
  5. この理念・基本方針を実現するために必要な経営資源の配置を行なう。

社会医療法人北斗会
理事長 澤   温

医療憲章及び医療のキーワード“8”

社会医療法人北斗会医療憲章こころ病む“ひと”をみる人のための10ケ条

  1. その“ひと”はこころ病む“ひと”である前に“ひと”であると思うこと
  2. どのような症状でもそれはその“ひと”のせいではなく、病のためと思うこと
  3. その“ひと”には病む時の症状の裏に、素晴らしい人間性が隠れていると思うこと
  4. その“ひと”には病む前に誇りある人生があったのであり、それに心から敬意を表し傷つけぬよう心を配ること
  5. その“ひと”に言葉を掛けるとき自分が掛けられたらと常に考えてすること
  6. 治療、世話をするときは常に受ける側の気持ちに立ってすること
  7. 慣れは仕事を正確、迅速にするのによいが、馴れに陥らないように心を配ること
  8. 月に1度、仕事の上で感激を持てなかったら、自分の仕事に流されていると思うこと
  9. 病気の世話をすることに努力するのと、病気を治すことに努力するのとの両方に常に心を配ること
  10. 病む“ひと”のみでなくその“ひと”を取り巻く人々の背負う重荷にも心を配ること

医療のキーワード“8” M to T

  • 科学的アプローチに基づく精神医学の立場に立つとともに、 S:Scientific approach
  • 病む人を第一とし(ペイシェント・ファースト)、 P:Patient first
  • 市民のメンタルヘルスを向上し M:Mental health
  • こころの障害のある人に対してはノーマライゼーションと N:Normalization
  • クオリティオブライフの改善を目指し、 Q:Quality of life
  • リハビリテーションを中心に R:Rehabilitation
  • チームセラピィを取り入れ、 T:Team therapy
  • それらを組織化(オーガナイゼーション)する。O:Organization
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