病院創業者の「病院給食は患者さんにとってきわめて大事なものであり、治療の一環である」の考えより、食養課という名称が考えられました。今もその考えを基本理念としています。
献立は管理栄養士が作成し入院生活が単調にならないよう、季節の食材を少しでも取り入れるように心がけています。また、食事を楽しんでいただけるような行事食もお届けしています。
麺類献立は1ヶ月に3回以上あり、こだわりの冷凍麺を使用しています。
1997年よりクックチルシステムを導入し、徹底した温度管理を実施することで安全性の高い食事を提供しています。
(クックチルシステム・・・加熱調理後90分以内に食材の温度を3度以下に下げる調理方法です)
食事の摂取状況、身体状況、血液検査などを確認し、現在の栄養状態が良好であるかを判定します。問題があると思われる方には医師や看護師と相談の上改善策を実施します。
より快適な入院生活を送っていただけるように少しでもたべやすく飲込みやすい食事の形を提案しています。
また食欲不振の方にはその方の嗜好にあったゼリーや果物、少量で栄養価の高い補食の提供を行っています。
入院・外来患者を対象に、食事療養に対する理解と自己管理の必要性を認識いただき、継続性の高い食事療養を実施できるようにアドバイスをしています。
また、デイケアにおいても調理実習を通じて、食生活の重要性などを理解していただくように努めています。
医師・看護師・薬剤師・管理栄養士などの多職種が集まり情報共有し、QOLの改善にむけて活動を行っています。
スタッフへの教育として経腸栄養の投与方法、摂食嚥下に重要な口腔ケアなどの勉強会の開催しています。