理事長ごあいさつ

理事長
澤 滋 (さわ みのる)

近年こころの病にならない人がいないといわれるほど精神疾患は増加しています。統合失調症はもちろん、ストレス社会におけるうつ病をはじめとした気分障害や超高齢社会での認知症の増加は著しいものです。精神疾患に付随した問題として自殺予防への取り組みや身体合併症への対策は重要です。

私たちはこれまでと同様、精神障害者への医療福祉介護への取り組みを継続していきます。 精神科救急では入院外来を問わず常時対応できる体制を維持します。また認知症は初期集中支援チームによる相談介入や認知症疾患医療センターにおける鑑別診断、睡眠医療では精神科病院で行うメリットとして薬や精神疾患の影響を鑑別できる体制を持っています。

地域に向けては訪問診療や訪問看護といったアウトリーチ、リハビリ部門と就労支援部門の密な連携による社会復帰を支援する体制があります。さらに地域包括ケアシステムの時代において、これまで以上に総合病院や診療所といった医療機関をはじめ、救急隊、消防といった行政機関や、介護福祉サービスとの連携も増えてきています。

患者様、ご家族をはじめ、関係いただいている皆様に選んでいただけるよう質の向上に努め、安全、安心なサービスを提供していくことで、地域社会に貢献していけるよう努めていきます。

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