OBの声 小林啓 先生

さわ病院OBメッセージ

 初期研修を修了後、後期研修医として5年間さわ病院でお世話になりました。「精神科医として専門性を磨いていく前に、まずはできるだけ幅広く、多くの臨床経験ができるところ、そして精神科救急を実践的に学べるところ」という希望で、さわ病院に入職させていただきました。

 入職前に抱いていた希望は叶いすぎるほど叶い、毎日多くの患者さん、御家族と接する中で高密度に多くの経験をすることができました。教科書に載っている病名に留まらない、その人が抱えている生きていく中での悩みや苦しみ、悲しみや喜びを含めた様々な感情にアプローチしていくことの大切さを学び、同時にロジカルな薬物療法、精神療法の重要性も学びました。経験豊富な先生方と適度な距離感でディスカッションできる機会にも恵まれ、常に一人で抱えずに病院全体で治療をしていく姿勢も大変心強く、様々な状況をなんとか乗り切る力を養うこともできました。

 現在は大学院での研究と並行してクリニックでの外来業務や当直の業務などをしていますが、さわ病院での経験は自分の医師としての礎となっており、足下をしっかりと鍛えていれば様々な現場で応用が効くことを実感しています。後期研修は医師としての自分を決定する非常に大切な時期であり、どのような環境を選ぶかでその後の人生がきっと変わってきます。初期研修で培った知識や技術を存分にいかし、精神科医として幅広い症例を経験し、多角的な治療をできる医師を目指すのであれば、さわ病院ほど望ましい環境はないと思います。充実した精神科研修を望んでいるみなさん、ぜひ一度さわ病院に見学に来てください。

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