OBの声 山下圭一 先生

北斗会で働いてみて

 こんにちは、2016年4月まで北斗会で医師として働かせて頂いていた山下圭一と申します。 平成20年に香川大学を卒業後、前期研修を経て後期研修医として北斗会で勤務させて頂きました。現在は奈良の精神科病院で精神科医として日々奮闘しています。
この度OBとして後記研修先として北斗会を選んだ理由、そして実際に研修を通じて感じたことを書かせて頂きたいと思います。

 私が後記研修先として北斗会を選んだ理由のまず1つ目として、精神科救急に力を入れているということがあります。以前から精神科救急に興味があり北斗会で後期研修を送るという選択肢が最適であるのではないかと考えました。また見学に行った際にスタッフが皆やる気にあふれておりエネルギッシュな職場だと感じたことも惹かれたポイントでした。

 精神科救急以外にも認知症疾患センターを有しており認知症診療に関して勉強できるということも大きかったです。法人の基本方針にも挙げられている「迅速性、責任制、継続性」という点に関しても共感し、この病院で精神科医として働き勉強していきたいという気持ちが芽生えたのを覚えています。

 実際に北斗会に入職し、さわ病院での勤務が始まると実に様々な症例を経験し診療にあたることが出来ました。やはり精神科救急に力を入れているため勤務時間内は慌ただしいことも多かったですが、オンオフがしっかりしており勤務時間外は余暇も充実させることができ仕事に取り組みやすい環境でした。また大阪の中心部から30分程度と市街地へのアクセスが良い点も魅力的です。

 また医師同士の距離も近く何でも相談しやすい医局の雰囲気も幸いでした。就職した直後は指導医と共に診療に当たり、主治医として診療にあたるようになってもバックアップ体制がしっかりとしているので非常に働きやすい職場です。後記研修医も毎年入職してくるので若い先生も多く和気あいあいとしており日常診療の中で困ったときは気軽に色々なことを皆でディスカッションしていたのを思い出します。

 私はさわ病院で1年半ほど勤務した後に沖縄中部のうるま市にある平和病院という病院で研修させて頂くことになりました。沖縄で働きだして沖縄の特有の文化に戸惑いながらも色々なことをスタッフや患者様に教えてもらいながら沖縄での生活を送りました。精神科では患者様のバックグラウンドにある環境や文化圏を考慮しながら診療をする事が必要になってくるため、沖縄特有の文化を学びながら業務に当たったことは私にとって貴重な経験となっています。

 1年間沖縄で勤務をした後、北斗会のほくとクリニック病院で働くこととなりました。

 ほくとクリニック病院は大正区にある精神科救急病棟だけを有している全国的にも珍しい病院です。大阪市内で唯一精神科救急を行っていることもあり色々な患者様が昼夜問わず訪れます。全部で50床、スーパー救急病棟だけの病院ということもありスタッフ間の距離も近く仕事が非常にしやすかったのが印象的でした。沖縄とはまた異なり精神科救急に関してさわ病院と同様に改めて勉強しなおすことが出来ました。

 こうやって北斗会で勤務したことを改めて振り返ってみると最初にも書きましたが、皆が患者様の事を第一に考える「PatientFirst」の気持ちを持ち日々の業務に取り組んでおり治療方針などに関しスタッフ間でのディスカッションも気軽に行われており退院や社会復帰に等の目標に向かいチームとして治療を進めることが出来ました。

 民間病院でありながら様々な環境での勤務が可能であり、新専門医制度にも対応した研修が送れるという点に関しても後記研修医として鍛錬を積むのに最適な病院であると思います。現在は他の医療機関で精神科として勤務していますが北斗会で学んだ「迅速性、責任制、継続性」という基本的な姿勢と言うのは常に自分の中にあり診療の中で自分の頼る所となっているのではないかと感じています。

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